【ついに廃部】日本大学アメフト部のこれまでとこれからをわかりやすく

日大アメフト部廃部の画像

2023年11月末、さんざん話題に上がってきた日本大学アメフト部がついに廃部となることが分かった。

日本大学アメフト部の学生たちにとっては耐え難いことだとは思うが…

思えば悪質タックル事件に始まり、理事長の悪質な収賄事件、根本的な改革に取り組むはずの新体制が今度はまさかの大麻事件での逮捕者や、理事会でのパワハラ…

83年もの歴史を持ち、リーグ優勝35回など、まさに名門といえる「日本大学アメフト部」はなぜ廃部にならなければならなかったのか?

その理由や部員たちの今後はどうなっていくのだろうか?

日本大学の闇は深い…

この記事でわかること

✓日大アメフト部廃部の原因となった事件一覧

✓今回の廃部に対するみんなの声

✓廃部となった日大アメフト部の今後

日本大学アメフト部のこれまでの事件一覧

日本大学といえば日本一の学生数を誇る超マンモス大学

そのアメフト部も名門で知られていたが…

アメフト部内はもちろんだが今回の廃部決定には日本大学自体の問題も大きくかかわっている

まずはアメフト部の問題から見てみよう

2018年5月6日悪質タックル事件

2018年5月6日に開催された日大・関学定期戦において発生した反則タックル

TOKYO MX

動画を見てもらえばわかる通り、プレーが切れた後に背後からのタックル

ひどすぎる

監督やコーチから指示があったとのことだが…監督・コーチはこの指示を否定

受け取り方に問題があったとされているが世間からは学生擁護の声が大きかった

この件を受け加害者学生が顔出し・実名で謝罪会見を行うまでになった

日本大学悪質タックル事件の少年Aとは?

悪質タックル事件加害者少年
  • 宮川泰介
  • 1998年2月26日生まれ
  • 東京都出身
  • アメフトの名門日大豊山高校出身
  • 2016年にはU19で日本代表に選出
  • この事件の約1年半後に日大アメフト部のQBとして公式戦に復帰
  • 大学4年時は副キャプテンでリーグ戦全勝
  • 2020年 富士通に入社 富士通フロンティアーズの選手として活躍

あの事件の直後この年齢で実名・顔出しで謝罪会見を行った

このため世間はより同情論が増え復帰が早まったのではないかと思われる。

やっぱりちゃんと謝るって大事

悪質タックル事件の経過

【2018年】

5月6日  日本大学アメフト部・選手Aによる危険なタックル事件が発生。

5月10日 内田監督の8月末までの指導自粛を関東学生アメリカンフットボール連盟に申し入れ

5月19日 内田監督の監督職辞任表明5月22日 選手Aが実名・顔出しで記者会見

5月23日 内田前監督と井上コーチが記者会見5月29日 ヘッドコーチ・コーチ2名の辞任を発表

5月31日 被害者選手の保護者が内田監督・井上コーチを傷害罪で告訴。ただし加害者である選手Aは含まれていなかった。

7月30日 日大側が内田監督と井上コーチの懲戒解雇を決定

11月13日 警視庁は関係者から話を聞き試合映像なども分析した結果、内田正人前監督が反則行為の指示をした事実は認められなかったとした。

2019年11月15日 東京地検は内田正人前監督・前井上ーチ・選手Aについて不起訴処分とした

2019年12月6日 内田前監督に対し日本大学は懲戒解雇を撤回、前監督は退職することで和解が成立

結局は監督・コーチによる悪質タックルの指示は認められなかったという結果になった。

じゃあ何が問題だったのか?

個人的にはモラルとスポーツマンシップの欠如だと思っている

相手をケガさせても勝てばいい?そういう風に受け取ってしまうような現場の雰囲気もあったのだろう

ただそれをホントにやりだすと…はっきり言って自分は応援できないし見ないだろう

そういうことも含めて指導が必要だったのではないか?

例え指示していなかったとしてもその場で指導する必要があると思うし、そう受け取るような雰囲気も作るべきではないと思う。

2023年日大アメフト部不正薬物事件

2018年の悪質タックル事件から5年

やっとのことでアメフト部は昔のように公式戦や大会での成績を出し始めたころ再び起こった悪夢がこちら「2023年日大アメフト部不正薬物事件」

学生寮などで大麻などを使用したとのこと

マジで何やってんだよ

2023年11月末時点で逮捕者は3人となり、部内の聞き取り調査では十数人の使用者がいるのではないかとのこと

この事態を受け日大側が11月28日に廃部を決定、部内に周知したとのこと

これに対し部関係者や関西地区の大学などからも廃部中止を求める署名が集まっているとのこと

個人の事件で廃部というのは重過ぎる気もするが、報道を見るに今回はまだ逮捕者が出そうなほど部内に蔓延していた可能性もありそうだ

ただ日大理事会も現在この薬物事件の対応をめぐり学長の解任や、理事長のパワハラ問題や報酬カットなどごたついている

こういったところを見ると日大お得意のトカゲの尻尾きりに見えなくもない

日大の闇は深い…

日大アメフト部不正薬物事件に対するみんなの声

廃部にするかどうかは、最終的には大学の判断するところだろう。 しかし、一度廃部の方針を出しておきながら、この期に及んで廃部を見送りとは、未練たらしく、みっともないの一語につきる。 「副学長が、もみ消してくれると思っていた」とは当事者の一人の発言だが、副学長が辞任しても、もみ消してくれる大学関係者は、いくらでもいるらしい。 外野席の一人としては、こんな感覚の学生のいたアメフト部の廃部は当然だと思っているが、世間が日大をどんな目で見ているか、もう一度考えたらどうか。

悪質タックルに始まり、7万人居ると言われている日大の一般学生がどれだけアメフト部のせいで風評被害受けてると思ってるんだ? 首脳陣同士の醜い訴訟ドロ沼にまでなってるから、大学全体がおかしいと思われ、就活にも影響出るだろう。 罪のないアメフト部員のことばかり言っているが、罪のない7万人の学生たちには思いが至らないのだろうか? 廃部一択だろう。

世間の声では廃部決定の方針を

大いに評価する 69.10%

全く評価しない 15.40%

ある程度評価する 7.60%

あまり評価しない 6.40%

とほとんどの人が評価するという結果となった

ヤフーニュースより

と世間の声は大半が廃部して当然という論調になってしまっている

しかし識者の中には反対の声も

豊田真由子元衆議院銀

豊田氏は「本質的な問題をちゃんと見極めて解決するということとちょっと違う気がする」と指摘。続けて「くさい物にはフタとか、まずいものは切り離すみたいな行き当たりばったりな感じがあると思う。ずっと田中前理事長とか、悪質タックルとか、何でそんなことが起こるのか、解決できてないのかというところを考えないといけない。学びの場として、教育機関としてたくさんの学生のために最適な環境をどう作るか?ということを、誰がどういうふうに考えてくれてるのかが見えない」と厳しく批判した。

東スポWEB

この人も確かパワハ…まあ今回は置いといて

といった廃部に対する反対意見も

教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんが2023年11月30日までに、日本大学アメリカンフットボール部をめぐり、違法薬物所持で部員から逮捕者が出るなか廃部の方針が示された旨が報じられたことを受け、「余りに身勝手!」などと大学側をブログで糾弾した。

■「心ある真面目な学生を無視しているやり方」  薬物事件に揺れる日大アメフト部は、各社報道によるとこれまで3人の部員が逮捕されており、廃部が決定される見通しで、アメフト部員は廃部撤回を求める180人分の署名を大学側に提出しているという。  日大は11月29日、事件への対応として役員3人の処遇を公式サイトで発表。林真理子理事長を6ヶ月の減棒50%とし、沢田康広副学長は12月31日付けで、酒井健夫学長は24年3月31日付けで辞任すると決定した。  発表同日に尾木さんは、「日大アメフト部廃部は余りにも大学の勝手?? 」と題したブログエントリーで、「日大アメフト部が廃部になり、監督から『廃部メール』が一斉配信されて、寮の玄関はくさりでロックされたといいます」と報道に言及。  18年に大きな批判を浴びた同部の「悪質タックル問題」にも触れつつ、「ただ、今回の件も大学側の体たらくと内紛を棚に上げての『廃部』は余りにも心ある真面目な学生を無視しているやり方ではないでしょうか?」と訴えた。  尾木さんは、「乱暴に過ぎます」「こんな大学の姿勢だからこそいつまでも問題が噴出するのではないでしょうか?」と大学側を批判している。 「黙って見過ごす訳には行かないのではないでしょうか?」  30日のエントリーでは、「アメフト部に深刻な問題を抱えていることは確かでしょう しかし、問題を正したり、失敗から立ち直らせるのが【教育】であり 大学の一つの任務ではないでしょうか?その意味ではアメフト部の廃部は、大学としての資格すら疑われます」と投げかけた。  同日のエントリー「該当学生は警察に逮捕され、厳罰を受けるのに大学関係者は!? 」でも、「お咎め無し?? か こりゃおかしい!」「まるで統制のない無軌道、無政府状態ではないか?」と指摘。「学生は犯罪として逮捕、たぶん退学処分でしょう! 少しも甘やかされてはいないのです」とした。  尾木さんは「大多数のアメフト部員は大麻とは関係ないのに、『廃部』――それも学生に投げかけることも無しに一斉メールで通知とは!? 余りに身勝手!」と続け、「社会的信頼を失する処置と批判せざるを得ないのです。黙って見過ごす訳には行かないのではないでしょうか?」と廃部に異論を唱えている。

J-CASTニュース

尾木ママはさすが教育者といった感じで大学側の批判をされています

日大アメフト部の今後はどうなっていくのか?

まずは日本大学は本当に闇が深い

ただ今回の大学側の廃部決定には反対の声も多く上がっており

12月1日には廃部の完全な決定を保留としている

もしかするとまたフェニックスの様に甦るのか!?

ただ…監督が変わろうが理事会が変わろうが根本的な解決となっておらず、これらが解決されない限りまた起こるのでは?という疑念は消えない

大きな組織こそ金・権力などが大きく動く

日本一のマンモス大学である日本大学ならではの問題かもしれないが…

真面目に通っている日本大学の学生の風評被害はものすごいだろう

問題の早期解決を祈っています

頑張れ日本大学

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