これから登山を始めて死ぬまでに一度は富士山へ!という方に是非読んでもらいたい
筆者は登山歴4年目、まったくの初心者から2年目には、大雨のなか、富士山登頂に成功!!
ただ…景色が見えなかったのでまた行きたいと思っている(´;ω;`)
そんな自分が、あってよかったもの、これはないと危なかった、と思う必須級のものまで紹介します。
これがないと話にならない必須級の道具
まずは登山道具3種の神器といわれるものから紹介する。
近くの日帰りの山では必要ないものもあるが、雨の富士山に上った経験がある自分だから言える!富士登山に限定すると確実に必要
登山靴
これは確実に必要だと思う。登山靴の性能は基本的には
- グリップ力…すべらないことで登りは楽に、下りは安全に!
- 防水性…富士登山を考えるなら夏場でも頂上は氷点下近くなる場合もある。実際自分が登ったときは雪か雹かわからないが降っていて凍えそうだった。靴に防水性能がないと、足が濡れて凍えてしまう。
- 透湿性…一見矛盾しているが靴の中が湿気て汗をかくと、これまた濡れたような状態になる。
⁂この矛盾を解決するため、雨は通さず湿気は外に逃がすGORE-TEX(ゴアテックス)と言われる素材が使われている登山靴もある(値段やメーカーによる)。性質上カッパなどにも使われる。
必ず店頭で試着してから買おう!!筆者は今まで足のサイズが25.5㎝だと思っていたら23.0㎝だったという経験がある。また登山ショップなどなら、坂道や凸凹などの道が用意してあり、しっかりとした趣味レーションをして買うことができる。
個人的には一番お金をかけてもいいと思う。4年使っても壊れていない
はっきり言うとスニーカーで来て、無事に帰る人ももちろんいるが、絶対やめたほうがいいと断言できる。滑る、濡れて凍える、足をくじく、などリスクは跳ね上がる。
レインコート(カッパ)
これも必須級、というかなければ実際やばかった…
これも100均のカッパはやめて、できれば少しいいモノを買いましょう!
【理由は】
- 安いカッパはビニール傘と一緒で雨は防ぐが、蒸れるのでめちゃくちゃ汗をかく
当然汗をかくと冷えるので体も動かなくなります。富士山頂は真夏でも6~7℃が普通 - 風よけになる…富士山は高いためまわりに何もなく風がすごい吹きます。冷たい風による体温低下の防止にもなります。足元が濡れるので、上下分かれたものが好ましい
筆者はワークマンで5000円くらいのものでしたが、十分仕事してくれました
傘は絶対ダメ、風が強く危険
ちなみに上記したGORE-TEXのものもありますが~高いです…めちゃくちゃいいですけどね
リュック(ザック)
これはちょっと迷いましたが…結局先ほどのレインコートや最低限の物資を入れるためにも必要かなと思い入れました。雨の場合もあるのでザックが濡れないようなカバーも必要(大体ついてる?)
ただ富士登山単体で考えると、どのルートを登っても必ず山小屋があります。なので食事や飲み物にもそれほど困ることはないかと…ただ~何があるかわからないので最低限の準備はしましょう!
ただ極力荷物を減らしたほうが楽なのは間違いない!
ちなみに筆者は25ℓのザックに2リットルのペットボトルなど荷物をパンパンに詰めて登りました💦
あったほうがもちろんいいが代用がきく場合も
携帯電話・モバイルバッテリー
筆者は記録をとることと、写真や時間の管理のためスマートフォンにヤマップという登山アプリを入れていったのだが、GPSが付きっぱなしなのと初心者の場合、一泊するにしろ、日帰りにしろ10時間以上はかかると想定できるためモバイルバッテリーも必要だろう。
・基本的には登山口(5合目)まではバスかタクシーになるため時間の管理も必要
軍手・手袋
富士山は火山なので足場はかなりごつごつしている。そのため滑ったり、手をついたりという場面が多くあるため軍手や手袋はあったほうがいいだろう。
個人的には軍手で十分だが、ぬれたりすることも多いためできれば替えは欲しい
ゲイター
これは登山靴の中に小石や水が入らないようにするもの。富士山はかなり石が多くて、ルートによっては砂に埋もれるような個所もある。いちいち脱いでいると時間のロスにもなるし、雨の時は雨除けにもなるので持ってて損はないと思う
ネットで安いやつで十分、何なら自分でも作れそう
携帯酸素
高い山を登るときに一番怖いのが高山病で酸素濃度が低くなるとなる確率が上がる。筆者も途中苦しくて、数メートルごとに酸素缶を吸っていた(笑)今思うと高山病になりかかっていたのかも…
【高山病の症状は】
- 頭痛・めまい・もうろう感
- 倦怠感・虚脱感
- 食欲不振・吐き気・嘔吐
- 脳浮腫や肺水腫など重篤な症状が出ることもある
高山病対策としては、登山口(2500m前後)でしばらく体を慣らしたり、ゆっくりとしたペースで登る。水分補給、適度な休憩など。無理はダメ✖絶対
ちなみに酸素缶はドラッグストアに売ってます。山小屋にも売ってるけど…山小屋価格です
水分・補給食
・山では水は貴重品。できれば持っていきたい
- もちろん水分補給
- 手を洗ったり、もし擦り傷などができたら洗うこともできる
- 使ってしまえば軽くなるし、ペットボトルならつぶせば邪魔にならない
筆者は雨の日だったのもあり4リットル持って行ったが下山時2リットル以上余ったよ。
別に飲料用の500mlのペットボトルも持参したが売店や自販機もあり
・補給食はあったほうがスムーズ
- ゼリーやグミ、ラムネなどは重宝した
- チョコやお菓子系はあまり食べる気にならず食べなかった
山小屋でうどんやカップラーメンなんかの軽食は食べれるよ!椅子に座れて雨風がしのげるのでめちゃくちゃありがたかった。
その他あってよかったもの
「小銭」
登山口以降はトイレ使用に数百円かかるよ!百円玉を用意していこう
11時間の登山で有料トイレの使用は8合目付近の1回のみ(登山口で行きと帰りに2回)
「ウェットティッシュ」
汗をかくと拭きたくなる。あってよかった
「杖・トレッキングポール」
きつくなって途中で山小屋で買った。特に下りは足もきつくなって、滑りやすいのであったほうが楽
きつくなって途中で山小屋で買った。特に下りは足もきつくなって、滑りやすいのであったほうが楽
左記は金剛杖、各山小屋で焼き印も押してくれるので記念品にもなる
服装は?
ソックス
ソックスはかなり大事!すべてに共通するが、綿素材は汗を吸って重くなるし、乾きが悪く体が冷える原因となるので✖
素材はメリノウールというポリエステルの一種がおすすめ!匂いが出にくく、すぐ乾くぞ!
登山ショップで登山靴を買うと一緒にすすめられる。買って損なし!
帽子
これもあったほうがいい
富士山は一般登山者が登れるのは7月上旬から9月上旬のみです。日差しが強く、防水素材なら雨除けにもなるため、あったほうがいいでしょう。
インナー
これも乾きやすい素材で可能ならば着替えもあるといいでしょう。
乾きやすい素材のTシャツでしたが汗が限界を超えたのか途中でぐっしょりしたので1度着替えました。綿はやめたほうがいい
防寒着
筆者はかなりの暑がりで低山なら冬でも半袖という強者
しかしさすがに雨の富士山は寒かった(´;ω;`)
それでも頂上付近はインナー1枚・ユニクロのフリース・カッパで風よけの3点セットで登りました。
8合目より下はフリースは暑すぎたので脱いだ(笑)
同行者の女性はこれにスパッツ、ダウンジャケットを着こんでいました。
最低でもフリース・カッパ程度は持っていこう!(というかカッパは必須)
サングラス
日差し除けや日焼け予防にサングラスをしてる人も…好みで用意しよう
筆者は全く必要なし
最後に
上記程度の装備があれば富士登山自体は可能です
あと万全にするなら練習として高い山に登っておくことや、下調べをするぐらいでしょうか
筆者は十分に下調べをして、富士宮の最短ルートを日帰りで10時間で登りましたが、バスの時間などもあり結構時間ギリギリでした。確実に登るならツアーなども選択肢に入れるとよいでしょう。
富士登山の日はあいにくの雨で景色が全然見えませんでした(´;ω;`)
なのでぜひまたチャレンジしたいと思います。
別記事「40からやりたい100の事」NO42登山もお読みください
次は違うルートや、山小屋泊りも考えたい
ぜひまた日本最高峰富士山に登りましょう!安全第一でね